12月例会(第630回)
パリのちいさな
 オーケストラ

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12月20日(土)①11:30 ②14:30 ③18:00  神戸朝日ホール アクセス
事前予約(電話、メール)受付中 1700円 → 1300円 078-371-8550

    例会学習会「神戸市とオーケストラの歴史」
     講師:辻 雅滋さん(公財神戸市民文化振興財団 音楽主幹)
      日時:12月11日(木)19:00-20:30
      会場:映サ事務所地下ギャラリー 参加費:500円

パリのちいさなオーケストラ(原題:Divertimento)2022年⁄フランス/114分/DCP

 監督・脚本:マリー=カスティーユ・マンシヨン=シャール
 出演:ウーヤラ・アマムラ、リナ・エル・アラビ、ニエル・アレストリュプ
  
高い壁を乗り越えて 響け 私たちの音楽

 パリの名門音楽院への編入を認められたアルジェリア系の少女が指揮者への夢に挑む姿を、世界的指揮者チェリビダッケに師事して自らオーケストラを立ち上げたザイア・ジウアニの実話を基に描いたヒューマンドラマ。
 監督・脚本は『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』、『パリの家族たち』のマリー=カスティーユ・マンシヨン=シャール。

 パリ近郊の音楽院でビオラを学ぶザイアは、パリ市内の名門音楽院に最終学年で編入を認められて指揮者を目指すように。しかし女性指揮者は世界でわずか6%しかいないという困難な道のりで、クラスには同じく指揮者志望のエリート、ランベールもいる。高級楽器を持つ名家の生徒たちに囲まれるなか、ランベールの仲間たちからは田舎者と見下され、指揮の練習の授業では指揮台に立っても真面目に演奏してもらえない。やがて彼女は特別授業に来た世界的指揮者セルジュ・チェリビダッケに気に入られて指導を受けることになり、道がわずかにひらき始める。

ザイア・ジウアニ
 2024年パリ・オリンピックの聖火ランナーを務め、さらに閉会式では大会初の女性指揮者としてザイア・ジウアニ指揮、ディヴェルティメント・オーケストラによるフランス国歌“ラ・マルセイエーズが”演奏された。
 ジウアニはパリ生まれの46歳。アルジェリア人の両親の下で幼い頃からクラシック音楽に親しみ、双子の妹のフェットゥーマはプロのチェリスト。本人はリセ・ラシーヌ音楽院で学び、ソルボンヌ大学で音楽分析、管弦楽法、音楽学を専攻。パリで開かれていたマスタークラスを受講したことをきっかけに名指揮者セルジュ・チェリビダッケに師事した。
【使用曲】
  ボレロ/ラヴェル
  夢のあとに/フォーレ
  七重奏曲 変ホ長調 作品20/ベートーヴェン
  アルルの女第2組曲 第4曲:ファランドール/ビゼー
  交響曲第9番「新世界より」ホ短調 作品95/ドヴォルザーク
  交響曲第7番 イ長調 作品92/ベートーヴェン
  無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007/バッハ
  『ロメオとジュリエット』作品64「騎士たちの踊り」/プロコフィエフ
  交響曲第5番 変ロ長調 /シューベルト
  ピアノ・ソナタ第14番「月光」嬰ハ短調 作品27/ベートーヴェン
  ディベルティメント 変ロ長調 /ハイドン
  チェロ協奏曲第1番 イ短調 作品33/サン=サーンス
  『アルルの女』第1組曲第4曲「鐘(カリヨン)」/ビゼー
  交響詩「死の舞踏」作品40/サン=サーンス
  交響曲第1番 ハ長調 作品21 /ベートーヴェン
  『サムソンとデリラ』 作品47「バッカナール」/サン=サーンス
  『魔笛』「これはなんと素晴らしい響き」/モーツァルト
  交響曲第102番 変ロ長調/ハイドン