一口感想

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大変よかった よかった 普通 あまりよくなかった その他

10月例会『ドマーニ!愛のことづて』
特別企画『104歳、哲代さんのひとり暮らし』(調整中)
9月例会『お坊さまと鉄砲』
8月例会『リッチランド』
7月例会『丘の上の本屋さん』

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10月例会『ドマーニ!愛のことづて』(一部掲載)

DVからの逃亡に終わるのかと思っていたらなんと女性参政権の“投票”へ! すばらしい、後味すっきりの映画でした‼︎(77歳)
久しぶりのモノクロ作品でとても新鮮に感じ主演女優の素晴らしさ。良い映画でした‼️(70歳)
とても楽しみにしていました。ありがとうございます。
女性にとってつらい内容をミュージカルコメディを入れて面白く見せてくれる。男性が見たらどんな気持ちなのか知りたくなりました。いつも見るべき映画を見せてくださりありがとうございます。(53歳)
とてもよい映画でした。男性社会から女性も同じ人として生きる力が、権利があること、ラストシーン、新しいブラウスを着て、口紅を塗って(しかし投票をするときは紅がつかないように…)何か新しい時代を象徴するようなシーンでした。朝ドラの「ばけばけ」明治時代の女性の生き方を思い出しました。(86歳)
彼女は結婚前の娘の為に、女の人権、女の本当の幸せを教えたかったのだと思う。自分の為よりも。同じ道を歩ませたくない母心だと。それにしても戦争の後遺症といえ依存症の夫のなんとどうしようもない事か‼︎(77歳)
スクリーンサイズが広がり主人公のデリアが街を步く風景に戦後のローマの有様が描かれる映画の導入部がいい。全体的にコメディタッチで女性の自立を描いておりイタリアで大ヒットしたと判る。見終わって明日が見える。
女性が家政婦で無権利の社会生活をチョッピリ「ユーモラス」もまじえ、しかし深刻な情況を伝えていた。「かけおち」かと思ったら初の女性投票参加だった‼︎(78歳)
どこも女性は大変な人生を強いられてきたんだ。男も大変だったが。(81歳)
とても良かったです! ドマーニの意味も知らずに観て、思いがけない結末に、なるほど!やられた!と感じました。「愛のことづて」のサブタイトルも含め、タイトルの意味を知れば、全てが伏線になっていたのだと感心します。最後の場面、ようやく心が通った母娘の表情が、本当にステキでした。イタリア映画、粋ですね! 私もパートナーと観たのですが、会場に思いの外、男性が多かったこともなんだか嬉しかったです。(67歳)
家父長制の強いイタリアでの戦後すぐの映画。一体いつの時代かと思ったが。女性の苦しみ、娘にそうさせたくない思い。よくわかる。その後、男女平等の憲法がイタリアで作られたが、日本も同じ。長い苦しみの後の解放。しかし、高市氏のような反動女性が出現。何とか押し戻したいと思うが…。(70代)
投票所の場面が出てくるまで、すっかりだまされていました。自動車修理工の男性とかけ落ちするためにブラウスを新調し、義父が亡くなったことを知らぬふりをしていたのだ。日曜日、時間がどんどん過ぎて彼との待ち合わせには間に合わない、と、こちらはハラハラして観ていたのに…。でも、「明日がある」とデリアが言った時、私の頭にやっと「?」が浮かんできました。娘の婚約者が夫と同じように妻を自分の支配の下におこうとしていることを見たときにデリアの心が決まったと思う。婚約を破棄するための行動を起こし、花嫁衣装代は学校で学ぶ資金に。そして投票に行くことで、自分を大切に生きられる社会を作ろうと思ったのではないか。1946年のイタリア。デリア。すばらしい、こんな女性が投票所にいっぱいだった。(73歳)
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イタリアの戦後と日本の戦後の日常が似てる!敗けた国の男は、くやしさとプライドで生きる。女性はやはり戦後も耐える人が多かったのだと。そして目覚めて自己主張‼︎
娘は唯一理解者でホッとしました。ジェンダー平等への一石の映画でした。(83歳)
この暴君男社会の描写は決して大げさでもデフォルメ過剰でもなく、1950年代においてはリアルそのものだったんだろうァ…。それにしても実に巧いストーリーテリングで洗練されたシニカルな笑いと軽妙なサスペンス(?)には素直に引っ張り込まれた。ただ一点、駆け落ち断行!と思わせといて、初の婦人参政権行使の投票でした、という顛末は「落ち」にはならんのとちゃいまっか。(73歳)
「お坊さま」に似た展開。しいたげられていた女性の一票をとうじる権利をえて、すがすがしい表情で未来を娘にたくす。母とはこうあってほしい
思わず笑ってしまう場面がいくつかあって。女性にとってはあまりにもひどい状況が描かれているいもかかわらず見続けることができました。こんな時代には二度ともどってほしくはありませんが、現代も実はさほど進歩していないのかも?(73歳)
ラスト、男の人と一緒に北部へ行くのかと思った。まさかの女性投票とは。男の暴力があたり前という考え方。根深いものがあります。
クーラーがきき過ぎていて寒くなった。映画は良かったです(74歳)
「愛のことづて」は女性参政権だったか! 「口紅がついていると無効になります」というわけのわからん選挙管理人の言葉に、現代の私たちなら「はぁー?」だけど、きっと表情を引き締めて口紅をふき取り、唇をかんだ女たち。高級そうなスカーフでふき取る人もいたりして。「うろたえる夫」に、投票を済ませたたくさんの女たちの強い意志にあふれた、唇をかんだ、顔、顔、顔…。ユーモアもはさんだ演出が印象的だった。(74歳)
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9月に続いて「選挙」に焦点をあてた映画でした。しかもそれに対する期待は正反対です。この映画ラストシーンとタイトルをつなげあわせると女性の参政権が、女性自身も社会も大きく変えたと評価しています。イタリアで大ヒットしたそうですから女性をはげましたと思います。しかし映画では何が女性たちを縛っているのかよくわかりません。イタリア人には自明のことかもしれませんが、私にはわかりません。女性の参政権は日本のように連合軍から与えられたのか、以前から要求運動があったのか、そのあたりもわかりません。映画自体が戦後の社会を描かないのももの足りません。

9月例会『お坊さまと鉄砲』

戦後80年、昭和100年にふさわしい映画! 麦の秋の中、お坊さまが歩いてる。最後はお花畑を歩いて去る。なんて牧歌的で美しいのでしょう! 鉄砲とつく題名がお坊様と結びつかない??でした。しかし、今の世界にピッタリの内容に、ブータンは世界一幸せの国の意味が、面白くて、やがて誰もが願ってる平和へ!!とても象徴的なアメリカ人がうなずける映画でした。(83歳)
観るまでは実はよくわかっていなくて観たけれど、久しぶりでホッコリした気持ちで帰れる。銃をすて、欲をすて、生まれた時の心でいれば、世界中、しあわせになれるのに…。(77歳)
美しい景色もとてもよかったが、住民の純粋さ、180度くらい異なる価値観、どこに収まるのかと思いつつ、平和的でよかった。日本の政治も…ね!?(69歳)
終わってほっこり、こうなったかと、しあわせで笑ってしまいました。選挙なんかいらないのにと思ってた。展開の中でそうでしょうと思ってた。でも、さすがお坊さん。先を読んでましたね。ブータンの映画は、しあわせになりますし、自然がすばらしい。ピンクのそば畑が素敵でした。(81歳)
この地から暴力、戦争をなくす象徴としての銃を捨てるシーンが良かった。選挙=民主主義(一方的な価値観)の押しつけは果たしていいのか、を考えさせられた。(75歳)
思わぬ、結末で安心した。武器はいらない。
ブータンの民主化というものを知りませんでした。ラストがよかった。(84歳)
◎釈迦の骨を埋めるのが仏塔と思っていたが、高僧が平和のために、必要なものを埋めて、塔を立てるところに、人々のこれからの夢がみえてきて、心暖まる作品でした。(72歳)
あー面白かった。ブータンらしいオチでした。またこのような映画を見せてください。(52歳)
銃がどう使われるのか?最後まで「?」だったが、思わぬ結末に、心をなでおろした。本当に世界中から銃や兵器や戦争の道具等なくなり、平和な世界を望む気持ちが強くなった。(78歳)
色々と考えさせられる作品でした。銃をかつぐお坊さんが反政府ゲリラのようでアイロニーが効いていました。会場内がやや暑かったです。この時期は会場の温度管理が難しいですね…。(30代)
ラストの「水鉄砲投棄」のシーンが笑えて、泣けた。よかった。(77歳)
以前、映画館で上映されていた際に予定が合わず、残念に思っていたので、観賞できて、とても有難かったです。緻密かつあたたかいストーリーで、非常に楽しめましたし、どの立場の考えも理解できて、難しいなと思っていたところ、ピュアな祈りで締めくくられて、胸がすく思いがしました。(37歳)
何て素晴らしい映画。久し振りに心豊かな思いで帰宅出来ます。ブータン、東南アジア、山々に囲まれた王国、お互いを信じあい、豊かな心で暮らせる国。「戦争」という文字は全くありえないことでしょう。感謝です。(86歳)
選挙が争いの元になっているという捉え方が意外だった。私たちには民主的な方法として疑いの余地のないものなのに。国の伝統や文化的素地を生かしながらの変革(近代化!)がいるのだろうと思った。日本では普通選挙導入の時どんなだったのか?とふと思った。最後に銃だけでなく警官までもがピストルを投げ入れ、子どもがおもちゃのピストルを入れるシーンが最高におかしく、この映画の皮肉っぽさを感じた。(73歳)
仏塔の前で、鉄砲をみんなで埋めた様に、世界中の核兵器が埋められて「廃絶」したらいいのにと思いました。欲や権力をほしがらない人々の笑顔がすばらしくて、心に残りました。コミカルで、真実を伝えるいい映画でした。(78歳)
現在の戦争が行われている世界が、このような「武器よさらば」の地球になればと願う。そんな気持を強くした。小さな国の大きな理想の、夢のようなストーリーでした。(81歳)
オチが大変よかった。ブータンの田舎のおおらかさもよかったです。(64歳)
上映期間に見逃してしまったので、こちらの企画で鑑賞しました。こんなに良い映画だったとは!! 美術も脚本も全てが完璧!!コミカルながら、現代を生きる人に最も大切なメッセージをのこしてくれる名作だと思います。神戸新聞のおかげで本イベントを知ることができて感謝。(36歳)
チラシを新長田図書館で手に取りました(ふだん長田区・須磨区のまちの掲示板等でも案内チラシを見ていました)。雑誌「BIG ISSUE(ビッグ・イシュー)」で以前作品名が挙がっていて興味があり、家庭・心の都合も整い、今回初めて来られて嬉しかったです。ありがとうございました。(41歳)
いつも映画の選び方に脱帽です。タイムリーで、どんな難しい理屈もいりません。風景が美しかったです。映画会社が台北というのも興味深かったです。ブータンがいつまでもこの映画のようでありますように。ありがとうございました。(73歳)
とても美しい風景。平和な国。銃など必要ないのです。全世界に向けた、不戦のメッセージ。
ブータンを舞台に民主主義や近代化について考えさせられた。ブータンの自然がきれい。(60歳)
例会紹介の冒頭にあるように、「2025年の我々がこの映画を見る」。本当に衝撃的な映画だった。銃がどんなになるのだろうと、おもしろい展開だった。民主主義を教えるおじさんの教え方は変だった。敵対するのではなく、どんな社会にしたいかだと思う。国王の黄色が一番というのもおもしろい。(71歳)
仏教徒の国は生活の基本に仏教の教えがある。この映画をみて実感。人の幸せって何って考えさせられた作品。
高僧が銃を持って来いという??…法要の日、掘られた穴に銃が投げ入れられ(続いて小刀やおもちゃの水鉄砲、警察官の拳銃まで)、仏塔の足元に埋められる。あ、こんな使い方があったか! 民主主義の底には、そう、これが必要なのだ。 (脅しや攻撃や力の誇示をするようなリーダーは選ぶまい。軍事パレードなんていらん、戦争なんていらん)。しかし、民主主義の基本だけど、選挙は難しい(危うさも感じるこの頃)。民主主義は元々めんどうなもの、って誰かが言ってたけど、それでも見捨てず育てていかなくちゃいけないのだ。(74歳)
銃社会のアメリカと、民主主義に対する痛烈な皮肉に満ちた、誠に心地のいい映画でした。更には、選挙の票数で選ばれたのだから、何が何でもこれでいいのだという兵庫県を始めとする、日本の政治家に対する皮肉でもありました。(78歳)
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ほのぼのしたラストで癒された。 現代の日本はいろいろ社会の仕組が複雑で、もっとシンプルに暮らしたいと思った、(63歳)
初めての参加です。これからも参加します。ブータンの素朴さ・正直さ・無欲さ、これに勝るものはない、と。良かったです。(60歳)
民主化の一つとして選挙導入にあたり、模擬選挙で村民を対立させた際、老女が言った対立は意味がない。村民のコミュニティがこわれると言う言葉はその通りと。敬虔な仏教国での王室制、仏教の教えの幸せは金やものがある事ではないという感じ、いいなと思った。(68歳)
二回目ですが、一回目には気付けなかった良さがわかりよかったです。ラストシーンで、ラジオ局の女性が、ラマのおかげで予備選の失敗に落ち込んでいたことから救われて、本来の自分を取りもどせたようなところがよかったです。関わった家族、案内人も、観客も幸せ感いっぱいで、よい終り方でした。(73歳)
ブータンの世の中でみて、生活が、今と少し前の時代で、昔、昔のことでなく、おもしろかったのと魔訶不思議か、もう一回みてみたい気分になっています。少々わからんかったなあと思いつつ、又みる機会があれば…。(78歳)
世界中の人々が命をかけてまでもほしがった民主制というものは、ブータンではこんな感じで受け止められたのか。監督は悲観はしていないが、制度だけでは民主主義が機能しないことを面白くみせた。鉄砲が「憎しみと争いと苦難」の象徴というのも映画的でした。上手なオチでした。それにしてもブータンでも田舎と都会の人間はだいぶちがうようです。(69歳)
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うーん、何ともビミョー。こののどかなトンチキを単純に、素直に味わっときゃイイんだろうが、ひねくれ者にはどうにもすんなりとは受け取れなかった…。腑に落ちないのは、飢饉を防ぐために米を供物として埋め、病苦を避けるために薬を埋める、つまり害悪を封じるのに役に立つものを供物とする、という理屈なのに、平和を実現させるために武器を供えるのは、逆のことになっちゃうのではないか、ということ。恐らくは「埋めてしまう」が「捨てる」ことになると、思わせようとしているのだろうが、それ無理ありません? ところで全く物語と無関係だが、自動車がトヨタ、スズキの日本車で、テレビがサムスン、LGの韓国製だったのはなかなか興味深かった。(73歳)
近代化って何だろう…? 必要のない国もあるんですね。(71歳)
米国の最高裁判所の判事全員にお送りしてあげたらいかがでしょうか。(74歳)
今から57年前にブータンの学生二人と茨城のJICAのトレーニングセンターで一緒に学んだことを思い出しました。(81歳)

8月例会『リッチランド』

いろんな角度から、視点から、人たちから語られている。限られたフィルム、時間の中で日本の被爆(広島、長崎)の様相は、判った上でそうしているのだろう。(81歳)
反戦映画なのかと思い来場。アメリカ側の視点のドキュメンタリーと思っていた。出来事をみるときは、時代や土地、分野を広くとらえることが大事だと思った。メディアから得られるものが、一視点であることも頭において情報をみないといけないと思った。50、100年後を見すえない国家機関は日本もアメリカも同じだなと思った(41歳)
中で被害者も加害者も、地球の未来、人類全ての平和の平等を、考え続けないといけないと考える。(78歳)
街の存在そのものを深く考えさせられました。インディアンの方の語りもよかった。きのこ雲が高校の章のデザインになっていることから、この「核」の問題はいろいろと深い。日本人は被害者だけではなく、戦争でのあり方は、無かったことにはできないと思った。(71歳)
見るべき映画を見られて良かった。興味深いけど面白くはない。高給で集められた人々、土地を退かされた人々、誰にも悲しみがある。高校生が校章やめるべきと話していたのがよかった。ラストシーンのクイズの出題時間も長くて良かった。(53歳)
私は何も知らなかった。どれだけの世界の人々が犠牲になっていたかを。人間がいかにおろかであるか、私もその一人。今からさらに知っていきたい。(85歳)
色々と考えさせられました。そんな町があるとは知らなかったです!(78歳)
知らなかった事がまだまだあると思った。良かったです。(76歳)
わざとらしい、嘘っぽい、「リッチランド」という名前。原爆を造るために生まれた町という説明。地図の上に浮かぶ「ファットマン」を模したと思われる、つぎはぎの、かげろうのような(英語の最後でその意味するところを理解する)もの。一見平和そうな川辺の夕景。最初にチラシを見たときは、フィクションだと思った。機関誌を読んで、映画を観て、消化できない・整理できないものがいっぱいいっぱい渦巻いて残っている。リッチランドの歴史と現在 ―「リッチランドに暮らす人々にとって、戦争を終わらせるための核兵器を作ったことは名誉なことであり(???)、それを批判することは自分たちのアイデンティティを批判することに繋がるからだ(う~ん…)」。その一方で、土地を奪われた先住民の思い、被曝によると思われる出生直後に死んだ子らの墓、作業員の死、環境汚染、きのこ雲の校章について議論する若者たち、昔は声高に語れなかったであろうことが少しずつ語られる現在。知ること、語ること、流されないこと、地球に生きるひととして。重い課題です。(74歳)
見終って複雑な気持ち。よくぞここまで‼と思いながらイロイロ考えました。苦悩するアメリカがある。そしてコーラスがすごい歌をうたっている。歌詞がすごい‼ 核が起こす苦悩をうたってる。地球の悲劇だ、地下深く埋めたどこかの国と変わらない。それ以上か? リッチランドがどんな土地だったかわからなくなって、いろんな問題が出てきてからでは遅くないですか? なんという罪深いことをしたのかと叫びたい。その先を人間は確かめなければならない! えらい学者さんも苦悩している。核を作ったことを心ある人はみんな悩んでる。核を中和する物質を見つけたら超ノーベル賞ものだねと、もう一人ののんきな私が考えています。(81歳)
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むつかしいテーマを扱っていて今回だけでは理解できませんでした。唯、市民に罪はあるのか? 答えはない様に思えた。(68歳)
権力者により、アメリカも日本の住民も苦しんでいる。知らなかったこと、言えなかったこと…。あとから気付く。みた後で心が重くなった。どうすれば世界中が「せーの!」で核を手ばなせる?無理?(77歳)
知らなかった現在の様子を教えられた。根は深い。(77歳)
土地をうばい、市民の命をうばった土地。「誇り」にこだわる大人に対して、若者(高校生)たちの意見が希望だった。ドキュメンタリーだけど文芸作品のような色調で、この監督作品をまた見てみたい。(45歳)
合唱と、原住民が土地をうばわれた後、病にたおれた悲しみ、いきどおりを訴えていたのが印象的でしたが、禁止にならない物足りなさの映像に悲しみを深まりました。(83歳)
核兵器の使用は反対です。1945年の原爆投下を正当化するつもりはありませんが、もし原爆が落とされていなかったらアジア・太平洋戦争は終わっていたのでしょうか?(69歳)
貴重な時間を提供していただきありがとうございました。なかなか他では観れない映画でした。学校で、また友人の長崎サバイバー三世と会う予定もあるので、学習会に出たこともあわせて話題にしたいと思います。いろいろ考えさせられましたし、知らないことも多かったです。(65歳)
とても重い映画でした。80年前、長崎へ落とされた原子爆弾が当日、長崎ではなく北九州で落とされるはずだった。その思いが当時六歳の頃の私は又、強く感じるものでした。平和を祈りつづけることが大切だと思います。(86歳)
No more広島、No more 長崎、そして No more 三つ目の被爆地。Richlandのrichは…?(69歳)
『悲情城市』台湾映画です。1945年からの話で2・28や林家の家族…あぁ見てみたい。「平和」は努力しないと来ないと池澤さんは言ってました。おくればせながら学ぼうと思います。(73歳)
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実験に依る夫れと、実際に爆撃に依る被害の夫れは大きい違いはあるが、原爆の放射能の被害は精神的にも、肉体的にも決して癒えることが無い傷となっている。
 目下、日本では政情不安定で一部SNSであおられた危険思想の人達が、仮想敵国に対して日本も原爆等核を持つべきなどと言う輩が現れて来て居り、非常に心配である。(92歳)

7月例会『丘の上の本屋さん』

カメラアングルとして丘の上の本屋さんらしい風景が素敵でした。となりのカフェの店員さんと女のお客さんの愛の行方もよかったです。素敵!! 無駄がなくて、自然に本屋さんへのお客様にどんな人が現れるのだろうと期待し、それに対する店主の対応に愛と教養があふれていて、店主の心とお客さんの心を想像して心がなごみました。少年への案内も、参考になりました。知性を育てるために?かなぁ…。Lastは世界人権宣言でしたか? どんなに教養があっても人としての視点に教えられました。(81歳)
本当によい映画でした。本の店をしていても全てを知る事は無理と思えるのですが。
◎しみじみ、穏やかな気持ちになれました。読書の良さを改めて感じました。(65歳)
1948年「世界人権宣言」かぁ…。愛情を感じ、胸にズンとくる。劇中の人々は皆平等、山も空も山々も、そして犬も。(65歳) 
本も映画も心をみたしてくれる。しっかり本を読もう。知っている本名が出てきてうれしかった。世界人権宣言が出てくるなんて。(78歳)
とても良かったです。『ニュー・シネマ・パラダイス』(こちらもイタリア映画)を見たいと思います。
小さな本屋を舞台に、いろいろな人が行き交い、ゆったりとストーリーが流れて、心地よく大変よい映画でした。(64歳)
映画の最後に登場した本が「世界人権宣言」というのが素晴らしいです。40年近く前にアフリカで知り合ったブルキナファソの女子医学生のことを思い出しました。ブルキナファソは内陸部で、近代化には不利な条件にあることもあってか、自立心が強い。(できる限り輸入に頼らず自国で作ろうとする)国という印象があり好感が持てました。イタリアは北部ヨーロッパの国々より人種差別も少ないという印象がありました。今はどうでしょうか?(73歳)
本屋や本を通じて、イタリアのことや少年のこと等、いろいろと考えさせられた。最後の「世界人権宣言」はとても重要と感じた。今の日本でも普及したい。(77歳)
大変おもしろかった。見たいと思っていた映画、良かった。ただ寒い~! 寒さこらえて見たよ。イタリア映画大好き。(73歳)
生のうち一人の人間に(影響)を与えられる人になりたいと思った。いい本を順番に少年に与え、思慮深い人間に育っていく姿をみるのは楽しかっただろうと思う。私は76年間にだれかにいい本を与えられたのだろうか。(76歳)
本好きの私、子供の頃、外で遊べぬ時は活字と遊ぶように読書をしていたわたし。学生時代は分厚い本、ばかり…。リベロのようなご老人のアドバイスが欲しかった!!(85歳)
今年、哲学と人権、世界の中の日本。再度、考える時となりました。今後の希望作品、『マリア・モンテッソーリ 愛と創造のメソッド』『海から来た娘たち』(52歳)
最後はさびしく、悲しかったけれど、エシエンは沢山の本と共に成長して行く姿がうらやましくもあり、リベロさんの様な読書指導してくれる大人が私もいたらと感じた。私も本が大好きですが…リベロさんも尊敬します。(83歳)
子どもの本の紹介が自分自身も子どもの時に読んだことのある本が多く心ひかれました。美しい石造り、最後に「人権宣言」。多くの方々に観て欲しいと思いました。ありがとうございました。(72歳)
かったです。上質な映画。味があって、さりげないメッセージが込められ、また主役の俳優さんもとてもよかった。(60代)
「世界人権宣言」を最後に伝えた事のすばらしさ。私たちは、これからの事を「どうしよう?」と考える時、先人たちの知恵をしっかり学ぶ必要を考えてくれた。「難民の子ども」「老人」「古い本」、色々な要素を使って今を考えさせてくれる。目の前の事のみにながされてはいけないと!いい映画をありがとう!!(78歳)
地味だけど登場人物が魅力的でイタリア語も心地良く面白かったです。「ブルキナファソ」どこなのか調べます。(53歳)
いい話でした。自由、権利、大切です。(70歳)
二回目なんですけど、好きな映画です。「リベロ」役の俳優さんのお声もしぶいです。リベロが教えてくれた本のうち、私も読んでないのがいっぱいあります。ありがとうございました。(50歳)
今回の参議院選挙であらわになった、一部の人権侵害な現象に心を痛める。世界人権宣言、何とタイムリーなメッセージだろう!
期待どおり大変良い映画でした。こういうのがまた見たいです。(51歳)
書店主(地域の大人)が、本好きな少年(地域の子ども)を本を通して育てる…。人を介さず電波で本を、或いは活字をやりとりする今がうすら寒く感じます。(75歳)
二度目だが、朝日ホールの大きなスクリーンで見た今回の方がイタリアの美しい風景を感じられた。
映画好きの人へのオマージュになる映画もあったけれど、これは読書愛好家へのオマージュで、本好きの私にとってもとても心に残る映画だった。結末は、多分本屋の店主リベロが死ぬのだろうと予測していたけれど、最後に国連の人権宣言が出てきて素晴らしかった。日本は国際人権規約のうち半分しか批准しておらず、批准しているものさえ、国内にきちんと徹底されているかどうか極めて怪しいのは残念です。(78歳)
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本の話が面白い。少年とリベロの話し合いが良い。
心あたたまる映画でしたが、リベロがエシエンにすすめる本が欧米系に偏っているのが気になりました。リベロの歳でいえば「子どもに読ませたい本」はこうなるのでしょうが、アジア、アフリカ、ラテンアメリカや現代作家まで広げた本を紹介してほしいと思いました。(69歳)
ベロの本屋店内、ニコラのカフェ外景、そして近隣の公園という三カ所のみで描かれる、というだけでなく、すべての登場人物の出自や経緯などをほとんど語らないという仕掛け。この映画を敢えてドラマドラマした展開にせずにある意味、極めて理念的なものを届けよう、との意思があるんでしょうね。勿論、ニコラとキアラのへっぽこ恋愛や、バリエーションありすぎの訪問客たちなど、一応のエンタメ風味はちゃんと入れてますが。「世界人権宣言」が到着地平、という創り手の気持ちはきちんと受け止めたいと思わされた。でも、少年エシエンの祖国が何故、ブルキナファソだったんだろう。そこに何らかの意味がありそうだが。(73歳)
とても良い作品でした。今の現実のひどさの厳しい中、主人公の人柄がホットする気がして音楽もとても良かったです!!(70歳)
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素朴な映画でしたが、少年と老人の掛け合いが良かった。それにしても最終の字の読めない文字が長過ぎて退屈だった。(84歳)
◇書店主と少年との触れ合いがどんなふうに描かれるかと期待が大きかっただけに低評価になってしまった。淡々と流れていく映画だった。本=文化への考えはとてもよくわかった。
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⓵美しくいい内容だった。⓶次回も観たいと思った。(77歳)
さほど長くなく良い映画でした。ホールが寒かった。(67歳)
映画はこころに残る内容でした!! しかし、冷え過ぎてつらかったです。常識的な温度でよろしくお願いします。(76歳)
ほのぼのと美しい映像でしたが、来たお客は全て男性のみ、女性はSEX系の人、出てくる女性は若い娘、渡す本も男性のもの、文化、哲学、歴史等は男に帰属するという暗黙の了解が感じられました。
いい画でした。もう一度見に来ます。子供への接し方、本の読み方、二度読み返す事。あの主人公の様な人になりたい!(78歳)