2月例会(第608回)

2月例会学習会 『内モンゴルの実情』 3月1日(金)午後7時~8時30分
 講師:ナランフ(娜仁夫、内モンゴル自治区出身、中国語講師)
  会場:グストハウスギャラリー(映サ事務所の地階)
  参加費:会員500円(会員外1000円)

モンゴルの雄大な草原を舞台に、母と息子の思い出の木を探す旅を描く
 内モンゴル自治区の都会に暮らすミュージシャンのアルスは、兄夫婦とともに集合住宅の小さな部屋で暮らす認知症の母を引き取り、母が求めてやまない故郷へ連れて帰ることに。広大な草原の中で2人きりの生活が始まるが、母の病状は次第に悪化し徘徊を繰り返すようになっていく。アルスは母が迷子にならないよう縄で母と自分の体を結びつけ、旅に出る。

 監督はチャオ・スーシュエ。出演はモンゴルのベテラン女優バドマ、作中の音楽を担当するシンガーソングライターのイデルは、本作で映画デビューを果たす。草原の美しい風景を映し出すのは、撮影監督ツァオ・ユー。『南京!南京!』(ルー・チューアン監督/2009年)でアジア・フィルム・アワード最優秀撮影賞、金馬奨最優秀撮影賞、サン・セバスチャン国際映画祭最優秀撮影賞他多数、『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』(チェン・カイコー監督/2017年)で金鶏奨最優秀撮影賞、アジア映画批評家協会賞最優秀撮影賞、『エイト・ハンドレッド 戦場の英雄たち』(クワン・フー監督/2020年)で北京電影学院アカデミー賞最優秀撮影賞ノミネートなど多数の受賞歴に輝く実力派である。

内モンゴル自治区周辺を舞台にした例会作品

宣伝チラシ:A5判両面(2色刷り)1/20以降 シネリーブル神戸などに置きチラシ