市民映画劇場例会
 1位 バハールの涙
 2位 ザ・ウォーター・ウォー
 3位 12カ月の未来図
    ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス
 5位 天命の城
    夜明けの祈り
 7位 笑う故郷
    僕の帰る場所
 9位 30年後の同窓会
 10位 29歳問題
 11位 馬を放つ
 12位 デスティニー・イン・ザ・ウォー

日本映画
 1位 新聞記者
 2位 主戦場
 3位 i新聞記者ドキュメント
 4位 あの日のオルガン
 5位 カメジロー 不屈の生涯
 6位 この世界の(さらにいくつもの)片隅に
    こんな夜更けにバナナかよ
 8位 町田くんの世界
 9位 蜜蜂と遠雷
 10位 津軽のカマリ
    ある船頭の話
    太陽がほしい

外国映画
 1位 存在のない子供たち
 2位 家族を想うとき
    立ち上がる女
 4位 幸福のラザロ
 5位 ニューヨーク公立図書館
 6位 アレッポ 最後の男たち
    迫り来る嵐
    運び屋
 7位 荒野の誓い
    天国でまた会おう
    アルツハイマーと僕
    帰れない二人

ベストテン感想

個人会員 T・T
【市民映画劇場】①僕の帰る場所②バハールの涙③30年後の同窓会
【日本映画】①僕の帰る場所②主戦場③日本製造/メイド・イン・ジャパン④蹴る⑤残念なアイドルはゾンビメイクがよく似合う
【外国映画】①アレッポ 最後の男たち②怪怪怪怪物!③ディリリとパリの時間旅行④感染家族⑤ブラインドスポッティング

 最後まで迷ったのは『わたしはヌジューム、10歳で離婚した』『存在のない子供たち』『惡の華』『温泉しかばね芸者』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』『アニアーラ』『アイリッシュマン』『search/サーチ』『ウトヤ島、7月22日』『翔んで埼玉』『劇場版・悦楽クリニック!凛子の淫らな冒険』『2人のローマ教皇』
 神戸の外の事ですが、イオンシネマががんばった年でした。『ROMA/ローマ』『岬の兄妹』『新聞記者』『i-新聞記者ドキュメント』『アイリッシュマン』はイオン。シネコンらしくない。それがうれしい。

匿名
【市民映画劇場】①ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス②馬を放つ
【日本映画】①新聞記者
【外国映画】①ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス

 『12か月の未来図』が見たかったが都合により見られず残念。フランス映画はいい。特に主人公とかいなくて集団が主人公のようなところ。アメリカ文化に毒されている日本ではなかなか理解しがたいところがあるが。

個人会員 H・M
【市民映画劇場】①夜明けの祈り②ザ・ウォーター・ウォー③デスティニー・イン・ザ・ウォー
【日本映画】①新聞記者②i-新聞記者ドキュメント③米軍(アメリカ)が最も恐れた男 カメジロー 不屈の生涯④こどもしょくどう⑤こども食堂にて
【外国映画】①家族を想うとき②金子文子と朴烈③ボヘミアン・ラプソディ④ナチス第三の男⑤ビリーブ 未来への大逆転

 いつも良い映画を選んで、上映していただいて感謝しています。会員が減少している由、残念に思います。会員の高齢化による脱退や若者の経済的困難による余裕のなさが影響しているのかも知れません。
 #Me Too運動が活発化してきていますが、まだまだ女性への差別は解消していっていません(特に日本においては!)。女性の頑張っている姿を応援する映画を更に取り上げて、上映していってほしいです。

個人会員 カルロス・リアル・ゴーン・ボーイのエスケイプ・フロム・日本!
【市民映画劇場】①30年後の同窓会②29歳問題③ザ・ウォーター・ウォー
【日本映画】①みぽりん
【外国映画】①ジョーカー

 2019年(令和元)年12月31日をもって映画鑑賞道の現役生活に終止符を打ち引退しました。素晴らしい出会いを提供して頂きました劇場およびスタッフの方々、映画上映会運営の方々、映画鑑賞を介して知り合えた映画道の先輩および若い世代の鉄人のみなさまに感謝申し上げます。
 2019年度ベストテン選出のため鑑賞メモを見返してみたら、日本映画、外国映画共にベスト5にも足りない数しか在りませんでした。
 最後の晩餐映画は、日本映画は『男はつらいよ お帰り寅さん』、外国語映画は『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』にしました。2019年度ベストワン映画、最後の晩餐映画を劇場スクリーンで観終る事が出来た今、後悔などあろうはずがありません。
 今、良い映画を観せて頂けた映画館・会場への御礼参り・最後の巡礼として気になる番組を一つ選んで足を運んでいます。そこで次回作予告編を観るとウズウズしてきます。映画中毒者から毒を抜くのは大変だ。『フレンチ・コネクション2』のポパイ刑事が麻薬の禁断症状と闘うシーンを思い出しました。(かっこ良すぎるやろ、このバカちんが!)
 本当にありがとうございました。それでは みなさん さようなら。

グ邸映画部 M・A
【日本映画】①盆唄②町田くんの世界③愛がなんだ④i-新聞記者ドキュメント⑤この世界の(さらにいくつもの)片隅に
【外国映画】①たちあがる女②荒野の誓い③幸福なラザロ④家族を想うとき⑤ブラインドスポッティング

 『主戦場』『名探偵ピカチュウ』は日本映画ではないですね。
 『ビリーブ 未来への大逆転』と『RBG 最強の85才』でドラマ版と85才の現役状態を観れるのは非常に面白かった。
  韓国・アメリカ映画に近・現代史を振り返るものが多く、それが、エンタメにも昇華されていたり、とても面白いのに対して、日本映画は・・・。
 『ブラインドスポッティング』あまり知らずに行き、とても楽しんだ。だから映画はやめられない。

個人会員 M・N
【市民映画劇場】①バハールの涙②僕の帰る場所③馬を放つ
【外国映画】①ガーンジー島の読書会の秘密②再会の夏③荒野にて

 私達は時代、国、民族など選んで生まれて来ることができません。そんな私達に映画は、いろいろな場所に連れて行き、あたかもその場所に居るかのような気持ちにさせてくれます。主人公と一緒に闘ったり、喜んだり、現実はもっともっときびしいのかもしれないけれど、思想を深めたり、行動に移すきっかけになっています。『バハールの涙』は、心にズシンときた映画でした。『僕の帰る場所』は最初から最後までドキュメンタリー?と思いながらみていた映画でした。映画の中、入国管理局はそこで働く女性の無表情が、すべていいあらわしているような冷たさでした。『馬を放つ』はキルギスの風景や人々が、私の幼いころの“におい”を感じさせ、なつかしさを味わった映画でした。
 テレビで韓国映画『王の運命』をみました。見ごたえある作品でやっぱり韓国映画は、いいなと思いました。

個人会員 ばかじゃ
【市民映画劇場】①ザ・ウォーター・ウォー②笑う故郷③天命の城
【日本映画】①岬の兄妹②アンダー・ユア・ヘッド③タロウのバカ④台風家族⑤町田くんの世界
【外国映画】①ハウス・ジャック・ビルト②ROMA/ローマ③特捜部Q-カルテ番号64-④バーニング劇場版⑤キラー・メイズ

 外国映画に力強いものが目立った一年だったが、そんな中でもやはり、五年振りのラース・フォン・トリアー。カンヌのプレミア上映で、100人以上の途中退席者を出しながら、終映後六分以上のスタンディング・オベイション、万雷の拍手が鳴り止まなかったという、怪作『ハウス・ジャック・ビルト』にしっかり酔わせてもらった。狂人トリアーの凄みを再確認。
 一方、日本映画では、「家族」というものの崩壊と絶望、そして、そこからのある種の解脱解放、といったものが語られるのを多く目にさせられた印象だったが、その中では、凄絶陰惨極まりない情況を、妙に乾いた明るい感性で振り切った『岬の兄妹』が出色だった。しかし、この『岬の兄妹』をはじめ『台風家族』『愛しのアイリーン』など、多くの良作問題作の神戸公開が、何故か見送られてしまったのは、残念であり疑問の残るものがあった。

ミモザ M・E
【市民映画劇場】①『バハールの涙』②『天命の城』③『29歳問題』
 昨年の例会作品もワールドワイドで、どれも甲乙つけがたい良い作品が多かったと思います。今年は皆勤できるようがんばります。台風など災害がない年でありますように…。

匿名
【市民映画劇場】①12か月の未来図②僕の帰る場所③29歳問題
【日本映画】①津軽のカマリ②太陽がほしい③ひかりの歌④嵐電
【外国映画】①帰れない二人②アルツハイマーと僕③希望の灯り④迫りくる嵐⑤芳華

 映画『アルツハイマーと僕』を見て主人公のグレン・キャンベルが自身をアルツハイマー病と公表し、全米コンサートツアーを続けると宣言し、コンサートツアーの様子をドキュメンタリーにした作品。73才で発病し、81才で亡くなった彼がコンサートでは135会場を満席にし、自身の見事なギタープレイに共演者もうなった。身につけた技は病状とは別なのだろうか?『ロング、ロングバケーション』でも主人公の男性がヘミングウェイの小説を詳細に語るシーンを見て同じ思いをいだいたが…。

サンパル G
【市民映画劇場】①ザ・ウォーター・ウォー②笑う故郷③夜明けの祈り
【日本映画】②焼肉ドラゴン(文化ホール)
【外国映画】①善き人のためのソナタ(自主上映)②別れの曲(県美)③ちいさな独裁者(シネ・リーブス)④天才作家の妻(パルシネマ)⑤ロンドン人生はじめます(自主上映)

 地域で毎月金曜日の午後、自主上映会(シアター班)をやっています。映画にくわしいKさんを中心に、イギリスの映画を中心に見て、楽しんでいます。お茶、お菓子付で100円です。

カオス A・H
【市民映画劇場】①夜明けの祈り②デスティニー・イン・ザ・ウォー③笑う故郷
【日本映画】①新聞記者

 私にとっての目標は一年通して映サの例会に参加して各国の映画を見ることです。8月はDVDでしたが2018年に続いてすべて見ることができ、ホットしています。
 どれも吟味された作品が上映されており取り上げた国々も様々で興味深いものでした。
 いつも有難いのは機関誌で紹介される解説と作品背景です。今では楽しみになっています。担当者の方は、よく勉強されていますね。また、ロビーに貼りだされている資料の展示や解説もユニークですね。
 最後に映画『新聞記者』について一言。権力との対峙を恐れない作品が生まれたことは注目に値することです。閉塞感に襲われている国民にとっては、勇気ある作品に触れることは元気を取り戻す源です。2020年の日本映画に期待したいと思います。 

サポート会員 H・T
【市民映画劇場】①僕の帰る場所②12か月の未来図③笑う故郷
【日本映画】①笑え(神戸インディペンデント映画祭)②海の日曜日(元町プロダクション作品)③太陽がほしい④旧グッゲンハイム邸裏長屋(塩屋の旧グッゲンハイム邸にて上映された作品)⑤狂気の理髪狂(神戸インディペンデント映画祭)
【外国映画】①鉄道運転手の花束②シークレット・スーパースター③リスト・カッターズ』(2019年東京エトガン・ケルト&シーラ・ゲフェン映画祭での上映作品)④ブラインド・デート』Netflix作品)⑤ロング・ウェイノース

 平成最後の大晦日は〈紅白〉の広瀬すずと〈笑ってはいけない〉の川口春奈、杉咲花を見るために〈紅白〉のほうで、あいみょんを見て、すぐにパソコンを開いてYouTube過去の楽曲を探して、うーんと唸っていたら年が明けていた。映画でもなんでもそうだが、夢中になれる、新しい人を知ることは楽しい。一方、今年は内田裕也、萩原健一、純アリス、中山仁あるいは岡留安則、橋本治、加藤典洋、池内紀と、現在、あるいは過去に馴染んでいた人が私を置いて次々に亡くなり、来年シニアになる我が身を思って死が、いよいよ身近になってきた感じがする。
 60超えると何時、死ぬか分かりゃしない。となると、観たい観たいと思っていたあの映画も、そのうち観られるだろうと油断していると、観ないうちに死んでしまうことになりかねないのだ。
という訳で例のシネヌーヴォの資金投入のご褒美のリクエストで、藤沢勇夫の『バイバイ・ラブ』、須藤久の『狭山の黒い雨』をついに観られたのが今年、最大の喜びであった。あと、神戸資料館で観た、アンドレイ=ミハルコフ・コンチャロフスキーの『最初の教師』も、そうだったねぇ。
 それと年末にその資料館で私の持っているBDでひとり上映会をやり、カレル・ライスの『裸足のイサドラ』を観たのも感動的だった。これで『裸足のイサドラ』は私の場合、映画館で観た勘定になるんです。嘘みたいだなぁ。
 さて先ず日本映画は何時もと違って面白い選び方ができていまして喜んでおります。
 1位は神戸インディペンデント映画祭の全中短編32本の中で私のベスト1太田真博監督作品『笑え』(43分)。神戸の震災を笑いで捉え、笑いの肝が現れた時、場内に一種異様な、どよめきが起こった後、大爆笑になったのが印象的。
09年の制作なのに大阪では公開されたけど、神戸では未だに未公開だったらしく、震災を笑いで描いているので神戸で上映することにビビったらしい(笑)。四つのプロットと、これだけは言ってほしいというセリフだけ決めて後は、すべてアドリブというスタイルは二宮健の『疑惑とダンス』のような感じで出ている役者さんは、みんな無名なのにやたら上手い。
 最もその一人に今は売れっ子の遠藤憲一がいて驚き。震災を語るという事の意味と日常性が不思議な絡み方をしていて、強烈なインパクトを残す。
 日本映画2位は元町映画祭2019 in summerで観たもの。全6本のうち、私のベスト1は中北富代監督作品『海の日曜日』(52分)。神戸の震災で14才の娘を失った母(つまりこの映画の監督)が池谷薫の『先祖になる』に感動し、直接この映画の主人公、佐藤直志に会い触れ合ううちに今まで自分が撮りためていたが封印していた、家族を映したホームムービーを解禁し、映画を作っていく中で震災のあと、止まってしまった時間を映画の中でもう一度、生きなおす。そういう風なドキュメンタリー。夫が建築家なので、これはこれでもう一つの『人生フルーツ』なのだと観ていて思ってしまう。私はこの映画に涙した。
 日本映画4位は年末、塩屋にある旧グッゲンハイム邸の完成披露上映会で観たもの。前田美香監督作品『旧グッゲンハイム邸裏長屋』(73分)。12月の番組表では64分になっていますが監督は上映時間が長くなったと言っておられました。上映前に下手くそな(笑)トランペットの演奏会があって若い女性たち数人が演奏していて普通の女性なのですが、この方々が一人を除いて(この一人は前田監督)実は役者として映画に出ていて、これがとても素人とは思えない。映画が終わって彼女たちが舞台挨拶に出てくると、これが普通の女性じゃなくて、みんな女優の顔になっていてびっくり仰天。一番前のところで映画を観ていたらしく、そりゃあ、自分が女優だと思うわなと感心。撮影は六日。しかも彼女たちは昼間は仕事があるので撮影は仕事が終わってからで、しかも時間がないので、ほとんどがテストなしの一発勝負だったらしい。
 上映後のトークショーに来られていた石井岳龍監督が映画の出来栄えにすっかり唸ってしまっておられましたが、それも当然。河瀬直美の映画世界を私は奈良リアリズムと言っているのですが、これは塩屋リアリズム。題名にあるように実際、裏長屋があるらしく彼女たちはここに住んでいるようだ。前田監督は以前、KAVCホールの地下でチケットをもぎっていた方で顔を見りゃ、みんな知ってますわ。あの人にこんなすごい才能があったとは…。
日本映画5位はアニメ枠ですが新海誠、原恵一、京アニ2本『バイオレンス・ボイジャー』『空の青さを知る人よ』と、どれを選ぶか大変(片桐須直は未だ観ていない)なので、みんなやめて(笑)。年末、姫路で観たAR vol.51の21本の短編アニメから、北野夏み監督作品『狂気の理髪狂』(5分33秒)。
 すっかり気に入ったので上映後の質疑応答の時に監督に質問したけれど話がかみ合わなかったね。
 日本映画3位はいわゆるちゃんとした映画館(笑)で観た中のベスト1。班忠義監督作品の『太陽がほしい』。去年は韓国でしたが今年は中国の従軍慰安婦。日本軍のコケにされ、中国の政府にも見捨てられた婆さまたちが生き延びて映画の中で最後の一太刀を浴びせる姿は今、この世界で生きることができず、死を選ぼうとしている人たちにここで死んだら完敗じゃないか、激しく迫ってくる。これは過去の話ではなくて現在のことなのだ、という思いが私は感じられた。
外国映画
 外国映画はずっと『立ちあがる女』が1位を爆走していて、そうなる予定だったんですが年末に『鉄道運転手の花束』と入れ替わり。セルビアとクロアチアの合作、つまり旧ユーゴですが時々、へんてこりんな映画の出るところでこれもそう。おかげで『立ちあがる女』の居場所がなくなりは圏外に。
 外国映画2位は『シークレット・スーパースター』。昨年、まったく観れなかったインド映画から一つ。それにしても酷い男尊女卑だねぇ。
 外国映画3位は『リスト・カッターズ』。エトガル・ケレット&シーラ・ゲフェン映画祭2019から。自殺した人だけが行くあの世の話で、途中で出てくる女性が面白い。ラストは私の予想どおりだったけど、少しひねってあって、もちろん、映画のほうがよく、つくづく私には作家の才能はないと思った。
 外国映画4位『ブラインド・デート』はジョージア【グルジア】映画祭in大阪から。旧ソ連のころから面白い映画の出るところ。全部観ちゃって堪能しました。これはジョージアのいい人の話で笑わせる。
 外国映画5位は『ロング・ウェイノース』。まるで高畑勲の大傑作テレビアニメ「母を訪ねて三千里」の女の子版みたいで感動でうちふるえたが、ちと短い。まあ、30分枠で週一で一年間やってたのと比較するのが間違いだけと。
 日本映画の監督賞は昨年に続き、3本の作品を発表した(もっとも私は『麻雀放浪記2020』は観れなかったけど)白いて石和彌が充実していた。しかしながら、『引っ越し大名特殊!』『最高の人生の見つけ方』という、二つの娯楽映画を手堅くまとめた犬童一心が忘れられない。今年、ミュージカル風に処理したところのある映画『ダンスウイズミー』『ニッポニアニッポン フクシマ狂詩曲』(この2本に出ていた宝田明には感動した)。『108海馬五郎の復讐と冒険~』
 『記憶にございません!』(これにも、あったような気がする)と、いろいろあったが唯一、成功していたのは『引っ越し大名!』だけだった。
 男優賞は『居眠り磐音』『ある船頭のはなし』『楽園』『柄本家のゴトー』(これドキュメンタリーだけれど、あの訳の分かん演出をするところは笑わせた)の柄本明、『火口のふたり』『アルキメデスの大戦』『居眠り磐音』『ねことじいちゃん』『柄本家のゴトー』の柄本佑の親子対決が見もので貫録はオヤジさんのほうにあったなぁというところ。でも『武蔵―むさしー』『ピア まちをつなぐもの』で見事に主役を演じきって驚かされた細田善彦に。
 女優賞は『多十郎殉愛記』の多部未華子が素晴らしかったが、映画自体がつまらなかったのでやめ。『月極オトコトモダチ』『疑惑とダンス』『わたしは光をにぎっている』の徳永えり、『おいしい家族』『わたしは光をにぎっている』の松本穂香、『初恋~お父さん、チビがいなくなりました』
 『よこがお』の市川実日子も印象に残るが一人だけ選ぶとなると『凪待ち』『いちごの唄』『アイネクライネナハトムジーク』『殺さない彼と死なない彼女』の恒松祐里に。なお 『アースクエイクバード』の佐久間良子、『葬式の名人』の有馬稲子、『わたしは光をにぎっている』の樫山文江、『初恋~お父さん、チビがいなくなりました』の星由里子(これが遺作になるらしい)を、久しぶりに新作のスクリーンで観て感動させられた。
外国映画の監督賞は今さら、この人を選ぶのもなんですが三本の未公開作品が神戸で公開された記念として、フレデリック・ワイズマンに。
 男優賞は『ボーダーライン:ソマリア・ワー』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』『アイリッシュマン』のアル・パチーノが健在ぶりをみせて大感動。だけど『ハンターキラー 潜航せよ』『エンド・オブ・ステイツ』のジェラルド・バトラーに。
 女優賞は『荒野の誓い』『プライベート・ウォー』『エンテベ空港の7日間』『THE INFORMER/3秒間の死角』と大活躍(どれも面白かった)の『ロザムンド・パイク』にしようかなと思ったけれど『あなたの声を呼べたなら』『ヒンディー・ミディアム』(お受験の予備校の事務員みたいな人やっていて、ビックリ)のティロタマ・ショームに。
 今年は1月から6月まで、ほとんど映画館に行けなかったけど、市民映画劇場に例会だけは時間を作くって、せっせっと通った。結果、皆勤賞になりました。1位は『僕の帰る場所』。あの台風の一番雨風の強いときに行って確か16人(だったと思う)しか人がいなかったことが、まず記憶に残る。そして日本にとって外国人をおもてなしするのは、日本でお金を使っている人だけだ、ということが分かった。
 2位の『12か月の未来図』。あの先生、カナダに行ってしまう、あの若い先生にどんなプレゼントをしたのでしょうねぇ。気になって仕方がないわ。3位の『笑う故郷』映画館で観たときは、つまらん映画だと思ったのに、もう一度観たら、それは私の間違いだということが、よく分かった。まぁ私は映画鑑賞の天才じゃないんで、一回観ただけで全てがきちんと理解できてる訳じゃありません、という、当たり前の事が確認できました。

なおこ A・Y
【市民映画劇場】①12か月の未来図②30年後の同窓会③笑う故郷
 劇場公開映画はいつもパルシネマへ行くので時代遅れで参加不可。映画案内をみて、みたいなぁと思う作品はありますが…。
 今年の映画はそれぞれにテーマを私に示してくれたような気がします。1月は支配するものとされるものの苦悩。2月は歴史の中で大きなことを教わってきたことが、こんな悲劇を含んでいたのだと教えてくれた。又決められることは主がして民はあとから、という図も学んだ。3月は自分のルーツを愛するということ。4月はノーベル賞を受けた者の皮肉。五月は自分の使命を考える。六月は生き方。7月、8月は、戦争・紛争を扱っていて気が進まなかったのでパス(見た方はよかったといってました)。9月、これはタイトルからイメージしたことと違って深かった。親、子のえらんだこと、戦争がもたらす人間の行動を考えさせられた。10月は移民(?)生きる場所が、かわることの問題をみました。11月は教育のすばらしさを、やはり深い愛があってのことを実感。12月は音楽映画(?)ドキュメント、生き様と音楽と、あこがれます。いつもたのしい(?)考える映画をありがとうございます。映画は大人の教科書かな?

個人会員 T・S
【市民映画劇場】①30年後の同窓会②天命の城③馬を放つ
【日本映画】①翔んで埼玉②洗骨③空母いぶき④七つの会議⑤アルキメデスの大戦
【外国映画】①天国でまた会おう②ジョン・ウィック:パラベラム③グリーンブック④ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド⑤アベンジャーズ/エンドゲーム

 今年は☆を付けたのは無かった。☆に近かったのが2本と少なかった。△を付けたのは邦画を中心に何本かあった。本数は181本で、9年連続200本以上の記録?が途絶えた。まっ、パートと年金の生活が始まり以前より何でもかんでも見るという事が無くなったのが大きい。デモが激しくなる前の香港・マカオへ旅行が出来て楽しめた。現地でも映画を2本見た。日本とはまた違う雰囲気で面白かった。

匿名 
【市民映画劇場】①ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス②ザ・ウォーター・ウォー③30年後の同窓会
【日本映画】①あの日のオルガン②カメジロー 不屈の生涯③新聞記者④主戦場⑤誰がために憲法はある
【外国映画】①家族を想うとき②2人のローマ教皇③私はマリア・カラス④パリの家族たち⑤アリー/スター誕生

 私はケン・ローチ監督が好きで、特に『ブレッド&ローズ』に出ていたエイドリアン・ブロディも好きになり『戦場のピアニスト』はウワディク・シュピルマンの生前の生演奏と共に忘れられない作品です。この映画も好きですが、一番好きなのは『いまを生きる』(Dead poets Society)で、先生役のロビン・ウィリアムズは最適でした。

カオス T・T
【市民映画劇場】①12か月の未来図②僕の帰る場所③ザ・ウォーター・ウォー
【日本映画】①主戦場②こんな夜更けにバナナかよ③新聞記者④七つの会議⑤空母いぶき
【外国映画】①12か月の未来図②ニューヨーク公共図書館③工作/黒金星と呼ばれた男④家族を想うとき⑤ブラック・クランズマン

 市民映画劇場の作品に順番をつけるのは難しいが、好きな映画を選んでみました。
 『12か月の未来図』はフランス革命の「自由、平等、博愛」が国の基軸として貫かれていると感じる映画でした。『僕の帰る場所』はそれと対照的な日本社会の排他的な面が出ていますが、困難があっても生き抜く力が伝わってきました。『ザ・ウォーター・ウォー』にも理不尽な状況に置かれた人々の抵抗の意志、迫害に負けない良心があり、励まされます。
 邦画はリストで見ると25本、数を見ていないのでいい映画を見逃している感じがあります。反省です。
 『主戦場』は韓国人従軍慰安婦に対する詭弁、歴史の改ざん、偏見、嘘を平気でしゃべれる人たちの素顔が見ることができて「すごい」映画という評価です。『こんな夜更けにバナナかよ』は一人の障碍者の生きざまで、前のめりの人生に共感しました。『新聞記者』は力足らずの映画です。しかし現在の政権批判に応援の一票です。『七つの会議』も現在の風潮、企業社会の不平等な仕組みを批判しています。『空母いぶき』は甘い設定など課題はあるものの、憲法九条の下での戦闘、戦争をシミュレーションした映画で、それなりに楽しめました。
 外国映画は、リストにはたくさんの映画がありますが、そのうち53本見ていました。こちらはそれほど見逃した感がありません。
 『12か月の未来図』は一般劇場も含めたベストです。『ニューヨーク公共図書館』は初めてその存在を知りました。「民主主義を支える柱」その自覚に納得です。『工作/黒金星と呼ばれた男』は韓国現代史の裏面を見事に描きました。事実に沿っていると思いますが、民族の和解という願いが痛いほど伝わりました。『家族を想うとき』はケン・ローチ監督の強い怒りを感じます。「市場原理」が労働者をいじめ、それに屈服しているのは日本も同じです。『ブラック・クランズマン』は米国の人種主義者の愚かさを笑い飛ばしました。でもトランプ大統領の下では笑えないと感じます。

個人会員 F・M
【市民映画劇場】①バハールの涙②僕の帰る場所③ザ・ウォーター・ウォー
【日本映画】①ある船頭の話②葬式の名人③赤い雪④武蔵⑤僕はイエス様が嫌い
【外国映画】①山モンテ②SHADOW影武者③象は静かに座っている④永遠の門⑤荒野の誓い

 昨年はTOHOシネマズのフリーパス制度が終わりになると言うので頑張って獲得しました。12月にフリーパスを使って20数本も見に行ってきて、とても疲れてしまいました。
 今年は新たに絞って映画を鑑賞しようと思います。
 
ういろうず K・Y
【市民映画劇場】①ザ・ウォーター・ウォー②12か月の未来図③ブエナビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス
【日本映画】①主戦場②蜜蜂と遠雷③この世界の(さらにいくつもの)片隅に④こども食堂⑤天気の子
【外国映画】①存在のない子供たち②バジュランギおじさんと、小さな迷子③家へ帰ろう④ニューヨーク公共図書館⑤家族を想うとき

 ナディーン・ラバキー監督の『存在のない子供たち』がとても良かった。全体的に公開される映画本数が増えすぎて見たい作品を見逃してしまう状況がとても残念。
 一本一本を大切に見ていくことが必要になってきていると思う。今年の日本映画は社会的なテーマを持つものが良かった印象だが、外国映画に較べるとまだまだだと思う。
 良い作品を応援できるようになりたい。

匿名
 映画『ピアソラ 永遠のリベルタンゴ』のピアソラはすごく悪い人。「見なきゃよかった」のレベル。心の中で想像しているだけの方がよかった。音楽はとても良かった。