機関誌2月号 通巻782号より抜粋
◎大変よかった ○よかった ◇普通 ◆あまりよくなかった □その他◎大変よかった



◎戦争をはさんで親子の愛憎、最後はハッピーエンドに終るが、戦争は人間の尊厳をうばうものだ、という言葉が実感出来た。(76歳)
◎最後の「真実は多面的」ということばに、同じ映画の『羅生門』や、「群盲象をなでる」という諺を連想した。それにしてもカンボジア(に限らないが)の人々は重い歴史を負っていると思った。(73歳 男)
◎なかなかの内容でした。濃い歴史がやはり内容を作りあげたのですね。真実は…、私が思っていたことより複雑でした!(72歳 女)
◎サークル資料、今回は大へんな情報で、カンボジアの歴史の一端が少し理解できたようです。監督のカンボジア人の立場からよく撮られたと思いました。日本もしっかり歴史教育、特に近現代を教えなければ大へんな負荷を残すと思いました。(71歳 女)
◎戦争(国内)でも人間と人間の争いは「絶対」にいやです。歴史を隠しても、事実はあきらかになるし、解きほぐす必要に迫られることに! 映画の中の映画でリアルに再現、時間が短く感じました。やっぱり戦さはダメです。(70歳 女)
◎カンボジア国民が、単にポル・ポト軍を敵対することがメインでなく、国民自身が関わった家族愛がメインだった脚本がよかった。(67歳 男)
◎とても良い映画でした。平和がいかに大切かを、知らされる映画でした。(66歳 男)
◎カンボジアの過去と未来をつないで、新しい国作りをめざしたいという女性監督の思いを強く感じる事が出来、またあまり知られないカンボジアの歴史にふれた作品だった。(64歳 男)
◎1974年は、日本は高度成長期のピーク時ぐらいだったが、カンボジアでは戦中であり、悲惨な時代の真っただ中だったということが再認識できた。クメール・ルージュとポル・ポト政権告発映画。(64歳 男)
◎ポル・ポト時代の事を思い出しました。私はカンボジアの映画は、初めてかと思いますが、新鮮な気持で鑑賞させてもらいました。特に音楽は興味をひかれました。(64歳 男)
◎ハリウッドのように製作費はかけられないけど、映画の魂があったと思います。愚かな戦争につながるリスクがいっぱいの今日、とても意味のある映画を観賞できてよかったです。これは蛇足かも知れませんが…、何かお急ぎだったのかもしれないけど、照明を落とした劇場から移動されるのはどうかと思います。せっかくの楽しみの場所がケガなどのアクシデントがないように。お互いのために。(63歳 女)
◎「ハスの花咲く湖で白馬の王子に見初められた村娘は、弟王子にさらわれるが、仮面の村人に救われ、苦難の旅を経て、喜々として小舟で王子の元へ向かう」のが原作。映画監督(王子)の弟である脚本家(村人)が望んだのは、「娘が村人に心を移し、顔にコンプレックスを持つ彼の仮面をはずさせ、そのままの彼を愛する」という筋。弟が拷問され「兄は監督である」と言ったため、兄は殺され、村娘役の女優はポル・ポト軍の兵士の妻とされ生き延びる。古びた映画館で女優との再会を夢見る脚本家と偶然出会い、母の愛の秘密を知った女優の娘のシナリオは、「脚本家は悔いて僧となり、母は対岸の小屋の中の無数の頭蓋骨の中に眠る恋人に会いに、輝く顔で小舟で湖をすべってゆく」だった。父も、母の銀幕の晴れ姿を見守る。母の心の安定のため、家族の平和のため、父が母の恋人を手にかけた事は、娘たちの心中に封印された。ポル・ポトの暴力支配の中で、三人の男の愛に翻弄された母。父は娘に結婚を無理強いするのはやめ、自由に愛を貫かせるだろう。普通の時代でも横恋慕はあり、現在はストーカーも多発する。相思相愛だった人が浮気をし、憎み合ったりする。恋愛や結婚は工夫や努力のいる結構難しいものだが、そこに権力による暴力・殺戮まで加わり愛憎の嵐に。恋の憧れ、結婚生活の平穏な幸せは素晴らしくあって欲しい。(62歳 女)
◎『キリング・フィールド』でしかカンボジアを知らなかったので冒頭でびっくり、ラストで感動。加害者の苦しみにも触れているのが良かった。(62歳 男)
◎彼女の父親が「映画監督を殺したのは自分だ」と言っていたが、実際は彼の上官が怖くて仕方なしに見て見ぬふりをしていただけなのに。彼が責任を持ってあの映画監督が愛していた女性を守ろうとして妻にしたつもりが、妻子に対して厳格も厳格になってしまったなんて。戦争は人の家族まであんなにメチャメチャにしてしまうなんて。本当にゾっとした。(56歳 男)
◎「オバケの出る所だよ」と教えてくれた男の子がタコあげをしていて(同じ子ですよね…)平和な時代が来たのだと痛感しました。地雷ももううまっていないのですね。もうこんな時代は来てほしくありません。日本にもです。心から願います。少しおそいかもしれないけど何かしなければと思います(53歳 女)
◎明快な内容で社会性があり、甘美と希望があって、大変面白かったです。有り難うございました。(女)

〇ポル・ポト政権の事は知っている様で、改めて恐ろしさを知りました。(78 女)
〇断片的にしか知らなかったカンボジアの辛い過去が知れるいい映画でした。そして人の辛い人生にも隠れた過去があるのを判らないといけない、ということも。いささか御都合的なところもありましたが、初めてのカンボジア映画で、この国が少し近くなりました。(70歳 男)
〇戦争の時に映画人が殺されている事は知りませんでした。それだけ文化・芸術が、人間にとって大切なものだという事ですね。戦争絶対反対!(69歳 女)
〇大人たちがふれられたくない過去を見つめ直して、明日から生きるのに、我がまま娘と不良の彼が一役買うのが楽しいですね。(68歳 男)
〇真実はひとつ、でも多面体なのね。(68歳 女)
〇相当にあらっぽく、辻ツマの合わないところもないではないが、そんな作品的な水準をどうこう言うことをためらわせてしまうような、深い哀しみと情感を頂きました。ラストに並べられる、あの混乱下で殺された映画人たちの写真群には息を呑みますが、そのような時代を踏まえた上で、作品の中で、ポル・ポト兵士や、その協力者たちを「許す」という地平に至る、その寛容さにも「カンボジア」という国の凄みを思います。個人的には、学生時代、映画館の上映技師の手伝いバイトをしていたので、35ミリ上映機を扱う場面がとても懐かしく嬉しかったです。(65歳 男)
〇2回目なので、歴史も含めてよく味わえました。ヒロインの成長に合わせて、わたしたち日本人も過去に犯した日本人の過ちに向き合っていけると思いました。家族関係、父と娘、母と娘はどこも変わらないということにもあらためて気づきました。よかったです!(65歳 女)
〇ニュースで知っていたが、歴史の中で生きていくには酷な事実だ。でも真実を知っていって家族やみんなが変わっていくのがよかった。十字架をせおっていくのにはつらいなぁ。日本も同じような戦争のことがあるなと。(63歳 女)
〇始めのシーンで、カンボジアの今の風景(バイク天国)の様子が垣間観れてよかったです。今年、福岡アジア映画祭でかかったブータン映画『蜜をとる人』(観に行っていないので)観てみたい!と思っています。(51歳 女)

◆あまり物語が入りくんでいて、よく理解出来なかった。(76歳 女)