神戸映サ案内
その他の案内
  
投稿者 : stera 投稿日時: 2012-05-16 15:13:15 (61 ヒット)

お題は、
 『ル・アーヴルの靴みがき』(KAVC 5月26日から6月8日まで上映、火曜日休館)
 『ミッドナイト・イン・パリ』(シネ・リーブル神戸 5月26日から上映)
  時:6月4日 (月)午後7時−8時
  所:神戸映画サークル事務所

  ※サロンの後、元町にある居酒屋「らくらく」へ移動し、いつもの交流会(希望者のみ)


投稿者 : kobe-eisa 投稿日時: 2012-04-23 19:26:54 (277 ヒット)

 

市民映画劇場5月例会(第469回)
キルギス・フランス・ドイツ・イタリア・オランダ/2010年/80分
 
 
監督:アクタン・アリム・クバト  
出演:アクタン・アリム・クバト/タアライカン・アバゾバ
 
 
 
 陽の光は強く、大地は乾燥しています。厳しい自然は不変ですが、人の暮らしは変わっていきます。
 中央ユーラシア地域(キルギス、カザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、トルクメニスタン)は、煌くようなシルクロードの黄金時代、砂漠をゆっくりと進む駱駝の隊商と森と湖のオアシス、荘厳なモスク(イスラム教礼拝堂)の輝きというイメージから、大きく変わっています。
 かつて、中世から近世へと世界史の頁が大航海時代へとめくられて、文明と貿易の交流が、大陸横断から海洋を表舞台とするように変りました。地球全体をヨーロッパが主導する時代が始まりました。それからしばらくの間、この地に生きる人々は主体的な歴史を作ることが出来ずにいました。
 それが今、ユーラシア大陸の内陸部に新たな胎動が生まれています。中国、ロシア、インドという新興大国をつなぐ要衝の位置、豊富な地下資源、東西をつなぐユーラシア鉄道と高速道路、石油パイプラインそして国際政治的には上海協力機構(SCO)などが絡み合って、政治経済的にスポットライトが当たる地域になっています。
 映画は、そのような情勢の下にある現代のキルギスの片田舎に暮らす人々を、率直にしかも丁寧に描いています。政治的にも経済的にも大きく変わろうとしているキルギスの農村地域、村人たちの生活、その心の揺れを、ある場面ではショッキングな映像を入れながら描きました。
 決して穏やかな変化でもないし、歩むべき道筋が見えているわけではありませんが、脚本、監督、主演を務めたアクタン・アリム・クバトは、キルギスの人々に「平穏な未来」が開けることを信じています。
 
村は衰退している
 天山山脈のふもとに広がる平原の村は、昔変らぬ農村生活を続けているかのように見えながら、大きく揺らいでいます。女たちが歌いながら家事仕事にはげみ、男は勇壮なコク・ボルを楽しみます。しかし日々の暮らしには都市的生活が浸透しています。
 若者が村を出て高齢者が残り、人口は減っています。農業を主な産業とする村では、ここで働いて暮らしていけなくなっていました。働き盛りの人々は、家族を残しロシアやヨーロッパ諸国に出て働いています。帰ってこない人々、音信が途絶えた人々もいます。村から活気がなくなっています。
まるで高度経済成長時代から現代までが圧縮され同居している、日本の田舎に、どこか似ています。
 村長は「村がどうなっていくのか、誰が村を守るのか」見通しをつけることが出来ません。豊かな村、誇り高かった村人たちがどうしてこうなったのか、彼にはわかりません。
 そんな村にも電気が通り、パソコンがありインターネットも利用可能です。しかし国営電力会社は電気料金を払えない、貧しい人を救済しません。
村で唯一の電気工は、村人から「明り屋さん」と親しまれています。彼は違法と知りつつも、貧しい人々の家に無断で電気が使えるようにします。些細な用事を頼まれても、気軽に自転車に乗って出かけていきます。
 彼の夢は、四人の女の子を持ちながらも息子がほしいということと、村の電力を賄えるような風力発電を、村はずれの渓谷に作りたいということです。
 
山の向こうを見たい
 ソビエト連邦崩壊を経て、それを構成していた国々は、ソ連型「社会主義」のくびきから解き放たれ、市場経済を導入し独立した国家として歩み始めました。キルギスも二度の政変(2005年「チューリップ革命」、2010年「血の革命」)を経て、民主化と経済発展をめざしています。
 この村は、その典型的な地方です。そして「明り屋さん」は、近代化を進める人であり、同時に昔ながらの村の紐帯を体現する人です。
 ある日、村の少年が高い樹木に上って降りられなくなりました。さっそく「明り屋さん」が呼ばれて救助に向います。太い枝にへばりつく少年は「山の向こうが見たかった」といいます。
  「明り屋さん」も少年の日のことを思い出しました。遠くから送られてきた電気は木柱を鳴らします。それに耳を当てて、はるかな世界を夢見ていました。
 昨日も今日も明日も変らぬような村の生活も確実に変っていきます。それ以上に激動する「山の向こう」の世界の様子が、次々と送り込まれていきます。そこに何があるのか。少年の興味は尽きることはありません。誰も彼をとめることはできません。
 激流ともいえる二一世紀の大きな歴史の流れは、この村にも及び、村に、国会議員に立候補予定の資本家ベクザットがやって来ます。彼は「荒地を活用して、村を活気づける」と村の有力者に触れ回り、やがて新しい村長を擁立し、その後ろ盾となりました。
 隣の大国・中国は、BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国)と呼ばれる新興大国の一員で大きな人口と豊富な地下資源を抱えて、いまや世界経済の牽引車となっています。ベクザットはその中国から投資家を招いて、この村に産業を起こそうとします。それは村人を幸せにするのか、村を壊してしまうのか不明です。
 そのために、彼は着々と手を打っていきますが、誰も逆らうことが出来ません。しかし、そのやり方に「明り屋さん」の怒りが爆発しました。
 山の向こうは嵐ですが、少年はそこへ踏み込むのでしょうか。
 
風車は回る
 東西冷戦構造崩壊以後、アメリカン・スタンダードの新自由主義が世界を席巻しました。金儲けのネタがあれば、多国籍企業と国際金融機関はどこでも「わが亡き後に洪水は来たれ」というやり方を押し通しています。その結果が現在の世界的経済危機であり、格差が拡大し市民生活が破壊される情勢が加速されました。
 しかし反旗はラテンアメリカを先頭に大きくはためいています。足元の米国でも「99%運動」が生まれました。EUも国民にしわ寄せする緊縮財政に反対運動が巻き起こっています。
 歴史は後戻りせず、らせん状に、紆余曲折しながらも進みます。村の生活や未来は不安が一杯ですが、強い風を受けて風車は回り、「明り屋さん」が村中を走り回った自転車は、彼の思いを受け継いだ者によって乗り回されます。
 グローバリズムは、資本の「自由」な活動で先進資本主義国にも発展途上国にも、社会構造や市民生活に混乱を招いています。しかし、一方で産業構造の変化は文化交流を伴い地球を小さくしています。この映画を我々が見られるような、異文化の交流が促進されています。民主主義が普遍的な価値を持つように広がっています。
 この映画はキルギスのリアルな断面であり、まだ見ぬ希望を物語ります。(Q)
 
【参考文献】「ユーラシア胎動」堀江則雄 岩波新書、シネフロント380号、パンフレット


投稿者 : stera 投稿日時: 2012-04-03 09:02:33 (232 ヒット)

「あなたも明かりを灯せる」

 講演:伊藤千尋さん(朝日新聞記者・ジャーナリスト)
  5月19日14::45-16:00
  世界を旅する伊藤さん。
  世界の事例から新しい社会をどう創るかを、いつものように熱くお話しして頂きます。
  ※料金には講演、映画『明りを灯す人』が含まれています。

 【プロフィール】
  1949年生まれ。
  大学時代の71年にキューバで砂糖キビ刈り国際ボランティアに参加。
  73年東大法学部を卒業し、東大「ジプシー」調査探検隊として東欧を現地調査。
  84〜87年サンパウロ支局長(中南米特派員)、
  91〜93年バルセロナ支局長(欧州特派員)、
  2001〜04年ロサンゼルス支局長(米国特派員)を歴任。
  現在は「be」編集部に所属。
  著書:「地球を活かす 市民が創る自然エネルギー」
       http://cine-front.co.jp/book/index.html
     「活憲の時代−コスタリカから9条へ」他多数。


投稿者 : stera 投稿日時: 2012-03-29 03:36:31 (527 ヒット)

6月例会『人生、ここにあり!』学習会は2回予定! しています。

■6月例会学習会【例会前】
「イタリアで障害者がはたらくための法制度〜労働法学者がみた『人生、ここにあり!』」
  講師:大木正俊氏(姫路獨協大学講師)
   日時:6月5日(火)午後7時〜8時30分
   場所:グストハウスギャラリー(映サ事務所地階)

■6月例会学習会【例会後】
「イタリアにおける精神科病院廃絶の論理〜バザーリア法の背景にある思想と実践から」
  講師:松嶋健氏(京都大学大学院人間・環境学研究科研究員)
   日時:7月7日(土)午後1時30分〜3時
   場所:グストハウスギャラリー(映サ事務所地階)

7月例会『天国の日々』学習会も決まりました。

「20世紀初めアメリカ:民衆の生活を中心に〜」
  講師:大塚秀之氏(神戸市外国語大学名誉教授)
   日時:6月26日(火)午後7時〜8時30分
   場所:グストハウスギャラリー(映サ事務所地階)

※参加費:映サ会員300円/一般500円(会場で入会の受付も行っています。)
※学習会の後、講師を囲んで居酒屋の交流会を予定しています(希望者のみ)。


投稿者 : stera 投稿日時: 2012-01-07 12:10:16 (954 ヒット)

会員は、例会が会員料金(1000円/1100円)でご覧いただけます。
入会受付は例会場又は、映サ事務所で行います。
又、郵便振替も行っています。

事務所は平日11時〜18時30分。(前もって、お電話を)
但し、例会日は神戸朝日ホールで10時30分から20時まで。
お問い合わせはTEL078-371-8550/FAX078-371-8551、

住所は〒650-0017神戸市中央区楠町5-3-11 GUSTO HOUSE 201

※会員の特典として
元町映画館(1200円)、第七藝術劇場(前売料金に準じる)、シネ・ヌーヴォ(前売料金)、シネ・リーブル神戸(一般200円引)、KAVC(学生料金)、パルシネマ(一般100円引)、シネマ神戸(一般200円引)などの割引があります。但し、特別上映、特別料金の時は適用されません。

※例会場では映画を見ない人の入会受付は可能です。 その場合、「入会だけの受付」と声をかけて下さい。
※新しい(2012年度)の会員証は別途の「入会案内」をご覧下さい。

 


投稿者 : stera 投稿日時: 2011-09-20 12:04:50 (743 ヒット)

 団塊の世代の人たちが、定年を迎えています。
 新しい生活を楽しむためには、「生活の40%は家の外で過ごすこと」、「ここぞという時には、ちょっと贅沢をする」、「パートナーと同じ趣味を持つ」、「また、違う趣味を持つ」などを心がけることが大切だと言われています。
 毎月の生活の中に、映画の趣味を持ちませんか。好みのジャンルだけでなく、少し映画の世界を広げ、毎月の映画を見る。そして、帰りにはお茶か、お酒を楽しむ。たまには映画サークルの例会学習会に参加して大学の先生などのお話を聞く。その後、これまで出会うことのなかった年齢を超えた仲間に出会う。そして、少しは深酒をする。

※2012年度の入会受付中
※入会は郵便振替もOKです。事務所まで連絡を
※神戸朝日ホールの魅力
 大きなスクリーン、クリアな画面、ゆったりとした椅子、神戸の中心地、旧居留地にあり、南京町もすぐ近くにあります。


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