2015年2月例会『レイルウェイ 運命の旅路』

解説

奇跡の実話は、時を超えて

 メモリー(思い出)は美しいものだけを、心に留めておくものではありません。時折、過去の経験は蘇り、現在の自分を苦しめてしまう事があります。
 一人の英国人男性のつらい記憶を発端にして進んでいくストーリーは、ミステリーのように謎めいて、やがて国を超えて時間を超えて過去へと誘います。
 戦争時の壮絶な体験をテーマとして描きながら、温かく感動的な映画になっているのは、英日ふたりの俳優の演技力、加えて妻パトリシアを演じるニコール・キッドマンの存在感とイングランド北東部海岸線の美しい情景。  
 『レイルウェイ 運命の旅路』は、数奇な体験をもとに書き下ろされた実話を、奥深い映像表現で映画化したヒューマンドラマです。
 
物語
 幼い頃から鉄道好きのエリック・ローマクスは、ある日列車の中で美しい女性パトリシアと相席になります。中年を過ぎても独身で内気な彼ですが、彼女とは初対面でも打ち解けて話すことが出来ました。
 エリックはパトリシアと再会を果たし、ふたりは結婚します。
 しかし、幸せは長く続きませんでした。第二次世界大戦時の過酷な体験がトラウマとなって今も彼を悩ませ続けていたのです。
 彼は日増しに気難しくなって、パトリシアは困惑します。
 そんな時に、当時自分を苦しめた日本人通訳の永瀬が生きていて、タイにいることを新聞記事によって知ります。
 エリックは、同じ戦地にいた友ファンレイの悲しい決断を受けて、ひとり永瀬のもとに向いました。

もう一つの『戦場にかける橋』
 『レイルウェイ 運命の旅路』は、1995年「エスクワイア」誌でノンフィクション大賞を受賞した「The Railway man」をもとに作られた映画です。著者のエリック・ローマクス氏が第二次世界大戦時下、日本軍の捕虜となりタイとビルマを結ぶ泰緬鉄道の建設に駆り出された体験を綴った作品は大きな反響を呼びました。
 一般的に、泰緬鉄道について知られていることと言えば、デヴィッド・リーン監督の映画『戦場にかける橋』があります。映画としては名作と言えるものかもしれませんが、当時の捕虜たちの現状を伝えるものには程遠く、ローマクス氏は「あんなに食べている捕虜は見たことがない」と語っていたといいます。
 ジュネーブ条約に加盟していなかった日本政府は、連合軍捕虜を過酷な鉄道建設に従事させることにしました。環境は劣悪で英国人捕虜6千人以上、オーストラリア人は約三千人が命を落としたとされていますが、一番多い犠牲者はアジア人労務者でした。
 捕虜の多くは当時を語りたがりませんでしたが、沈黙を破ったのは、不条理な形で鉄道建設作業に従事し、その後PTSD(心的外傷後ストレス)に苦しむことになっても決して鉄道を嫌いにならず、人を愛する感受性も持ち続けたローマクス氏でした。
 一方の永瀬隆氏は、戦後3週間に渡って連合軍の通訳として墓地捜索に同行して惨状を目の当たりにしました。そして、その後の生涯を「犠牲者の霊を慰める」ことに捧げました。93歳で亡くなるまで135回にもなったタイへの巡礼は「自分自身を救うため」と語っていたといいます。

ローマクスと永瀬、ふたりの魂が対峙する
 この映画のクライマックスは、ローマクスが永瀬を見つけ出し、過去の出来事を問うシーンです。
 最初、永瀬は彼を思い出すことができず、何が起こっているのか理解できません。
 永瀬にとってローマクスは英国人捕虜の一人であったとしても、ローマクスにとって永瀬は日本軍人のなかで唯一英語を理解した「憲兵」で、自分を痛めつけた張本人でした。
 永瀬が通訳として軍の方針、上官の命令に従ったと認識しているのに対して、ローマクスは個人として思いを激しく問い続けます。
 「お前に聞いているのだ」「お前はどう考えていたのだ」と。
 ふたりだけの部屋で、テーブルをはさんで行われるやりとりは、臨場感に溢れ、観る者を物語にひきつけます。
 ローマクスと永瀬という同じ場所、時間を生きた男同士が、コリン・ファース、真田広之という俳優を通して魂の交換が行われているような場面です。
 鉄道好きの通信兵が引き起こした「事件」は、日本軍人の先入観で「大罪」とされます。真実を話しても信用されることはなく、幾日も続いた凄まじい拷問は、生涯忘れられない心の傷を残します。
 ローマクスは激しく永瀬を責めている一方で、封じ込めていた感情を出し切り、一番自分を苦しめていた体験をその場で追憶します。回想シーンではまるで少年のようなふたりが敵同士としてアジアの森の中で生きています。
 どんなに憎い相手であったとしても、あの時代も今も時間を共有しているのが目の前にいる永瀬であることの重さ。数少ない生存者が、今ここで出会った奇跡。
 物語は、復讐から赦しへ、そして和解へと歩みだします。
 
過去を知ることから、未来が始まる 
 私事ですが、昨年の初夏にパリを旅した際に街中に貼られていた映画のポスターは、どのフランス映画でもなく『レイルウェイ 運命の旅路』でした。
 おりしも、ノルマンディー上陸から70周年ということで、エリザベス女王やドイツをはじめ各国首脳を招いての式典等が催されていた時期だったので、第二次世界大戦への回顧という意味もあったのかもしれません。
 しかし、日本ではコリン・ファース、ニコール・キッドマンのようなハリウッドスターと日本人俳優真田広之との共演という話題性があるにも関わらず、地味な公開になった印象を受けます。
 第二次世界大戦を題材にした映画は日本でも製作され、最近でも『永遠の0』のように大ヒットするものもあります。
 一方で本作のように日本の加害を描いた作品には、距離を置きたがっている力が働いているのではないかと危惧してしまうのは考えすぎでしょうか?
 最近、慰安婦問題の記述が教科書から削除されたり、南京大虐殺はなかったと公言する政治家や著名人が増えている現象があります。
 東南アジアにおいての日本の侵攻は、ヨーロッパの植民地支配から救ったのだという認識を持つ人々もいます。
 日本の過去の誤ちは、全てなかったことにしたいという風潮があるように思えてなりません。
 『レイルウェイ 運命の旅路』は、遠い昔の美談の映画化ではありません。
 劇中、ローマクスが永瀬に「個と個」として問うシーンを強く受け止めて、今を生きる私たち一人ひとりが深く考えなければ。復讐や報復は負の連鎖を転がすだけで、悲劇を解決できるものではありません。過去は現在に、その先の未来に繋がっています。
 ローマクスと永瀬の「和解」は、これからの私たちの未来に対するエールだと受け止めなければならないと思います。
(宮)

ひと口感想

◎大変よかった  ○よかった  ◇普通  ◆あまりよくなかった  □その他

つらいものを観ました…。事実であっただけになおつらく覚えます。あれから70余年が過ぎたのに「戦争」は終わることを知りません。(80歳 男)
敗戦70年―被爆70年―戦争を知っている人はまだいる。戦争犯罪は、生き延びた人間にも、戦死して語られぬ人にも苦しみが続くものだ。―人間性のある人ならば。人より金で動く人が戦争を起こして儲けようとするのだ。(80歳 女)
年齢のせいか二度目でしたが忘れて、何度見てもよい映画でした。戦争は一般の国民だけが苦しみ、哀しみ、無駄な事です。(77歳 女)
大変良かった。たくさんの人達に観て欲しい映画です。(75歳 男)
大変感動した。日本軍の実態を日本人はあまりにも知らなすぎるのではないのか。安倍さんに見せるべきだ。(74歳 男)
戦争という残酷で暗いテーマの筈なのに美しく明るささえ感じる画面でした。映画はとても良かったです。日本中、全国、全ての人に見てもらいたいと思いました。(74歳 女)
重く、つらく、苦しい映画でしたがあれで仇を討ったなら彼の人となりは普通の人かそれ以下。心の葛藤をよく表現してましたね。素晴しい映画でした。(73歳 女)
戦争を真っすぐに見つめていてすばらしかった。二度とどんな戦いも許さないようにしたい。(73歳 女)
かつて『戦場にかける橋』をみたことがあるので期待していた。戦争犯罪を見事に証明している。日本を決して戦争する国にしてならない。そういう思いを強く感じさせてくれる。(73歳 男)
本当によい映画でした。『戦場にかける橋』などで知ってはいたのですが、もっとよく考えなおしたいと思いました。勝っても負けても戦争でよいことは何ひとつありません。最後の場面の和解こそが「積極的な平和主義」!(72歳 女)
日本は国として戦争の犯罪について謝っていない。70年の「談話」も「未来志向」などといって謝らない。悪いことは悪いと潔く言わない。そんなことで「未来志向」にはならない。今日の映画は非常に教訓的であり、日本人が歴史に正しく向かうことの重要さを教えている。(71歳 男)
最近にない感動をしました。映画はすばらしいものを伝えてくれます。改めて日本の現状を考え、行動しなければ…と思いました。(70歳 女)
日本がはじめた戦争と戦争犯罪、この作品はその内の小さい一例に過ぎないほど、日本のそれは大きく罪深いものだった。本来は、日本自体が検証し、国外(対外)だけでなく国内(日本国民)両方に謝罪しなくてはいけないものだ。(70代 男)
日本人の創った映画ならもっと成功したでしょう。(70歳 女)
これは皆が見るべき作品だ。昔「アーロン収容所」という本を読んだ事があるが、日本人が逆にうけた仕打ちだ。戦争とは、かくもおぞましきもの、二度と起こしてほしくない。(70歳 女)
非常に感情移入させられるところと、傍観者(批判者)的なときが錯綜した。いろんな感慨を持った。その多くは正反対のものだ。ある場面(まで)、その次の場面(まで)で、それは正、反と変化し、一様ではない。(70歳 男)
この戦争は「悲劇」ではなく「犯罪」なのだということを説得力をもって語ってくれるとてもいい映画でした。日本中の人たちがこの映画を観て欲しい、観るべき、と思います。(67歳 男)
再び戦争をおこさない為に…①過去をしっかり「分析」そして「反省」→誰が誰を何のためにと考える事から真の反省は生まれてくる。②戦いには戦いにでは「安易」な考えに気付き、「復讐」ではなく真の解決は何か考える大切さ。現在、どうしたら戦争への道への危険な流れを止められるか考えたい!(67歳 女)
この映画が事実に基づいているなら、日本軍はあまりにも残虐なことを重ねてきて、未だに国の首相は反省の色もなく戦争の方向に向いている。戦争は悲劇ではなく犯罪ですね。心のキズは死ぬまで続きます。私の父も軍人で早逝したのですが同じ心のキズがありました。(66歳 女)
12月例会、1月例会、2月例会共に感動です。日本の加害者意識が少ない気がしているので、このような映画がもっと観られるといいのにと思います。最後は人間の大きな心が感じられ、ほっとしました。(66歳 女)
94歳と92歳の両親の戦争体験。オジの戦死、母の家族(母を残して全員空襲で死亡)の死。被害ばかりに気をとられていました。この映画をみるにあたって来ることにためらいがありました(拷問シーンetc)。でも来てよかったです。和解で終ってほっとしました。(66歳 女)
和解への努力…。その努力をしている人たちの声が今こそ表に出てきてほしい。情勢ですね。感動しました。(66歳 男)
タイランド、カンチャナブリはなつかしい地名です。戦争の実態がつらかったです。良い作品を選んでくれてありがとう。(65歳 男)
あまり期待していなかったけれど映画サークルで取りあげてもらい、一本貴重な作品となりました。(65歳 女)
感動しました。我々は被害者だけでなく、加害者だったことを知らなければ、あの戦争の本質も見えてこないでしょうネ。それをのりこえる人間の力を。(65歳 男)
ここ数年観た映画の中で最高、と思いました。なぜもっとこの映画が日本で評判にならないのか?今の日本社会の右傾化と無関係ではないでしょう。残念でなりません。これ一本を見る機会を得ただけでも映画サークルに入っていてよかったと思えます。(63歳 女)
戦争ものはあまりみたくはないのですが、事実の話ということなのでみました。「あまりにも残酷なことが…」人の心をこわすことになる。いつまで人間はおろかな事をしているのだろう。人として人の尊厳を。人の命ほど大切なものはないと思いました。二人が会えて本当によかった。(61歳 女)
史実に基づく脚本なのでたいへん説得力があった。デジタルのきれいな映像画質にあらためて感心した。(61歳 男)
この悲しい出来事を忘れませんようにと、手を合わせました。(61歳 男)
事実とは言え、あまりにも過酷な出来事、よくぞ映画にして下さいました。何かひとつでは伝えられないけど、いろんな形であった事を伝えていくことは大変だけど必要なものだと思いました。(60歳 女)
あらためて戦争で得るものなど何ひとつないのだと…。苦しんでもやっぱり人は人をゆるすのですね。(59歳 女)
日本は敗戦国として被害者の立場をとることが多いと感じますが、他国をどれほどふみにじってきたか、加害者の立場を受け止める、よい映画でした。心とおなかがしくしく痛みました。(52歳 女)
日本人が悪く描かれているのを見たくないと思いましたが、見てすごくよかった。平和の大切さが心にささりました。(58歳 女)
かなり観るのがしんどい映画でした。後半がもっとていねいに描かれていたらもっといい映画になっていたのではと思いました。そういう意味で原作を読んでみたい。(55歳 女)
この映画を観終わった後、しばらく座席から立ち上がれませんでした。私自身が、今まで出会ってきた人達を、そして家族を許してきたか、この問いを私自身に正面から問いかける映画でした。この作品との出会いを無駄にせず、今日から生きてゆこうと心に固く誓いました。(52歳 女)
先月に続き戦争の話でした。欧州の第二次大戦は映画でよく観ましたが、日本軍は『戦場のメリークリスマス』『永遠の0』くらいです。勉強になります。被害者が赦す為に必要な時間に区切りはないのですね。中国の方々はどう思われているのか? 韓国の方々はこの作品をどのように観たのか知りたいです。(50歳 女)
会報読まずに来たので勉強不足だけど家へ帰ってじっくり読みます。(47歳 女)
(当たり前のことだが)和解とは人間個々相互のことであり、対個人にのみ使ってよい言葉ではないかと感じた。(戦争は無用な悲惨なものであるが、その後の和解はきっとこのように深いものであろうと感じさせられた。)深い友情を作った戦争であったが、私には無用である。(46歳 男)
暴力+狂気=戦争。戦争は犯罪であると明確に語っていた。だれもが心にとどめておくことだと思う。(女)
和解するのにこんなに時間がかかるのに(若者がしわしわのおじいさんに)またその「おろかしいこと」を始めたい人たちがいる。とても強い憤りを感じます。その人たちの頭の中ではあの和解もきっとなかったことに「あれはまちがっていなかった」「真田広之は非国民だ」なんてことになるのだろうと悲しく思います。やっと平和になったばかりなのにもう忘れて、古臭いボロを、ほこりを、はたいてひっぱりだしてくるなんて、とても馬鹿げたことだと思わずにはいられません。(女)
旧日本軍の残虐さ、罪、そんなものをきちんとあぶり出した映画だ。安倍政権が「従軍慰安婦」をなかったことにしようとしているが、彼女達が望んでいるのは「ナガセ」がやったような、日本政府の心からの謝罪だろう。むろん国家として賠償金も支払わなくてはならないが。ナガセとローマクスの和解は、これから日本と韓国、あるいは中国が目指すべき道と思える。フランスとドイツが和解したように戦争は加害者も被害者も苦しめる、ということ。戦争はやっぱり紛争の解決策としては望ましくない。人類は進歩しているのだから、もっと英知を集めるべきだ。『南京…』の映画の香川照之さん、この映画の真田広之さん、勇気ある映画人ですね。
日本の軍隊についてよく調べていると思った。ローマクスの真実の言葉を永瀬が訳すことができず、逆に殴られていたシーンは印象的だった。
ローマクスが、ナイフを川に捨てるシーンが印象的だった。投げるのでもなく、ただ捨てるのだ。「終ったんだ…」という思いか。(女)
映画の深い力を感じた。この映画を「観せたくない」と考える人たちに、今私は黙っていてはいけないと思った。
あまりの行為にただ衝撃しかない。(以下略)(男)
戦争を知らない世代に見せるべき映画。
なんとか時間をひねり出して観れました。観てなかったらと思うと…。

国は違えど、良識ある人が広く交流して「リアルな戦争」の加害と被害をよく知ると、敵意は消え、友情のみが生まれることを映画で感じました。対照的に安倍政権は「韓国併合」から「敗戦」までの植民地支配や侵略においての加害と被害の事実をあいまいにしているようです。しかも、国政のリーダーの舌足らずで意味不明な「積極的平和主義」の主張は排外的で、大戦前夜を思わせて危険。肝心な、何を大切にすべきか、「誠意」とは、を映画は教えていました。(86歳 男)
見ごたえのある映画でした。戦後70年を迎えても韓中、その他の国を侵略した日本は、今の安倍政権の姿勢では和解はありえない。全ての国との和解の方向を示す内容の映画でした。多くの日本人に観て欲しいと思いました。(74歳 男)
戦争のおろかしさをはっきりつきつけてくれた。良かった。(69歳 女)
戦争映画では被害の立場のものを観るが、加害国としての映画は少なく、つらい場面も多いが、必要だと思った。(66歳 女)
日本軍のしてきたこと、映像でみるとやはりショックです。でも認めた上で先に進むことですね。なかった事にするのではなく、今後を考えるということ。(66歳 女)
心に響くフィルムでした。人間の明るさをうたったフィルムを望みます。(66歳 男)
二回目です。後半の回想シーンにはつらい場面がありますが、避けてはいけないと思います。亡き父は従軍体験を家族に語らず、毎年、同年兵の会には参加していたことを思い出しました。つらかったでしょう。(63歳 女)
一般的には赦しの映画でしょうが、私には心のセラピーの映画と思えました。それだけ、戦争が双方にとってむごいものであったという事ですが。(60歳 男)
なぐる、ける、そして水攻めが凄惨であって、強烈に記憶に残っていた。しかし、二度目に見た時は拷問が短いことに気付いた。だから、この映画はローマクスの心の再生、和解と赦しをテーマとしている。永瀬さんがいて本当によかった。こういう日本軍の戦争犯罪を告発する映画を日本映画界が作れないことがなさけない。それは『永遠の0』の評価と裏表になっている。(58歳 男)
戦争はお互いに恨みつらみを溜めていくもの。心の傷は半永久的に消えない。(53歳 男)
ラストにじわーときました。拷問のむごさ、戦後憲兵博物館での緊張感。平穏な戦後と酷い戦中の場面が交互に描かれてることで戦争と平和とは常につながっているものだと感じました。「赦すがしかし決して忘れない」今さらながらとても重い言葉だと思います。(52歳 女)